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子供の矯正はどの方法を選べばいい?治療の違いとメリットとデメリット

子供の矯正はどの方法を選べばいい?治療の違いとメリットとデメリット

子どもの歯並びが気になり、どの矯正方法を選べばよいのか悩む保護者の方は少なくありません。成長期だからこそ、治療を始めるタイミングや方法の選び方が重要になります。また、装置の種類や治療内容によって期間や効果も変わるため、事前にそれぞれの特徴を理解しておくことが大切です。今回は、子供の矯正に使われる代表的な矯正方法やその違い、それぞれのメリットと注意点について解説します。

1. 子供の矯正でよく使われる主な矯正方法とは

子供の矯正は、大人とは異なる成長段階に合わせた装置や治療法が選択されます。ここでは、小児矯正で一般的に用いられる3つの方法を紹介します。

①マウスピース型矯正装置(可撤式装置)

透明で取り外し可能なマウスピース型の装置です。軽度〜中等度の歯並びに適応しやすく、成長に合わせた調整が可能なのが特徴です。見た目が自然で目立ちにくく、食事や歯磨き時に外せるため、歯磨きがしやすいのも魅力です。

➁ワイヤー矯正(固定式装置)

歯にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。幅広い症例に対応でき、細かく歯を移動させられるのが強みです。ただし、装置が目立ちやすく、清掃がやや難しいといった課題もあります。

➂床矯正(顎の拡大を目的とした装置)

取り外し可能な装置を使って、顎の幅を少しずつ広げる治療方法です。歯を並べるスペースを確保することで、将来の歯並びの改善につなげます。特に、顎が小さい子供や、歯の生えるスペースが不足している場合に用いられることが多いです。

これらの装置は、子供の成長段階や歯並びの状態によって選択されます。歯科医師とよく相談し、より良い方法を選ぶことが重要です。

2. 小児矯正の治療の特徴と違い

子供の矯正には複数の方法があり、それぞれに特徴や適応範囲があります。ここでは代表的な矯正方法についての特徴と違いを整理します。

①マウスピース型矯正装置

透明で取り外し可能なため、見た目が自然で目立ちにくい特徴があります。食事や歯磨きの際に外せるので口腔清掃がしやすく、衛生面に配慮できます。ただし、装着時間を守らなければ効果が出にくい点には注意が必要です。

➁ワイヤー矯正

幅広い症例に対応でき、細かい歯の移動が可能です。歯列全体をしっかり整えられる点が強みですが、装置が目立ちやすく、食べ物が挟まりやすいため清掃に工夫が必要です。調整時には違和感や痛みが出る場合もあります。

➂床矯正

顎を広げて歯を並べるスペースをつくることを目的とした装置で、取り外し可能です。成長期に顎の発達をサポートできるのが特徴ですが、拡大できる範囲には限界があり、毎日の使用時間を守ることが大切です。

④適応の違い

マウスピースは軽度から中等度の歯並びに適し、ワイヤーは幅広い症例に、床矯正は顎が小さい場合に推奨される場合があります。子供の歯並びや顎の発育状況によって、選択肢が変わります。

⑤生活への影響

マウスピースは生活への影響が少ない反面、自己管理が必要です。ワイヤーは固定式で確実に歯を動かせますが、食事制限が伴います。床矯正は早期に始めることで将来の矯正負担を減らせる可能性があります。

それぞれの矯正方法には特徴と制約があり、子供の年齢や歯並び、生活習慣をふまえて選択することが大切です。歯科医師と相談し、子供に適した方法を見極めることが望まれます。

3. 子供の矯正を始める前に知っておきたいメリットと注意点

子供の矯正には多くのメリットがありますが、注意すべき点もあります。治療を始める前に両面を理解しておくことが大切です。

<メリット>

①成長期を利用できる

子供は顎や骨格が発達途中にあるため、成長を利用して矯正を進めやすい特徴があります。大人の矯正に比べて骨の反応が良く、将来的に本格的な矯正を避けたり、負担を軽減できる可能性があります。

➁機能面への好影響

小児矯正は見た目の改善にとどまらず、噛み合わせや発音のしやすさなど、口の機能全体にも効果があります。しっかり噛めることで食生活の改善につながり、むし歯や歯周病の予防にも役立ちます。

➂早期対応で将来の選択肢が広がる

早い段階で矯正を始めることで、永久歯が生え揃う前に歯並びを整える準備ができます。結果として治療の選択肢が広がり、成長を活かした対応が可能になります。

<注意点>

①保護者の協力が不可欠

マウスピースや床矯正など取り外し式の装置では、装着時間を守ることが治療効果に直結します。子供だけでの管理は難しいため、保護者のサポートが必須となります。

②費用や期間の把握が必要

矯正は数年単位で続くこともあり、成長に伴い治療計画が変更されることもあります。費用や期間を事前に把握し、長期的な視点で準備することが大切です。

子供の矯正はメリットが多い一方で、継続的な努力や保護者の支えが欠かせません。両面を理解したうえで取り組むことが、治療を無理なく進めるための重要なポイントです。

4. 新居浜市宮原町の歯医者 こもだデンタルオフィス宮原の小児歯科

愛媛県新居浜市、バス停「喜光地」より徒歩3分の歯医者こもだデンタルオフィス宮原では、「子どものむし歯ゼロ・大人の歯周病ゼロ」を理念に掲げ、予防中心の歯科医療を提供しています。

13年以上の臨床経験を持つ院長が、一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を行い、特に小児歯科と小児矯正に注力しています。

令和7年7月に医院を移転し、大人と子どもの診療スペースを分離。新居浜市では唯一(※1)の、小児歯科専用、お子さんがリラックスできる、アニメ視聴モニター付きの天井モニターや広々としたキッズスペースを備えた「こども専用診療室」を整備しました。

※2025年7月時点

こもだデンタルオフィス宮原では0歳から始める健診や口腔育成に加え、子どもの歯並びや呼吸機能の予防・矯正として次の診療メニューに対応し、お子さんの健やかな発育と歯並びをサポートしています。

➀小児睡眠時育脳サポート装置『Vkids(vキッズ)』(3歳から5歳のお子様へ)

睡眠時に装置を装着することにより、お口を広くし、顎と舌を子どもたちが自然に前方へ持っていくように促すことで呼吸をしやすくなります。

歯がある程度生えそろい始める3歳頃から使用でき、早めにお口を広くし、下の位置を正常にサポートすることにより予防矯正の役割も担うとされています。

➁床拡大矯正『バイオブロック』(6歳以上のお子様へ)

日本人の顎は比較的狭く歯が十分に整列するスペースが不足している傾向があり、歯並びや嚙み合わせが乱れ全身の健康への影響を及ぼす場合があります。

子どものうちからできる対策である床拡大矯正『バイオブロック』は上顎を拡大するための取り外し可能な装置です。舌と歯のスペースを確保することを目的としています。

子どものうちから、予防矯正・小児矯正を行うことで将来のお子様の口腔環境を守ることを目指しています。

「食が細い…」「将来の歯並びが心配…」といったお悩みのご相談だけでも構いません。

少しでも気になることがあれば、愛媛県新居浜市で0才から通える歯医者 こもだデンタルオフィス宮原にご相談ください。

\\\新居浜市の歯医者 こもだデンタルオフィス宮原の小児矯正詳細はこちら///

まとめ

子供の矯正は、使う装置によって方法や特徴が異なり、それぞれにメリットと注意点があります。成長期を活かした早期の矯正は、将来の本格矯正を軽減できる可能性がある一方で、装置管理や費用面など、保護者の方のサポートが必要です。子供の口腔環境に合った方法を選ぶためにも、信頼できる歯科医師との相談が大切です。

愛媛県 新居浜市周辺で小児歯科、子どもの虫歯治療についてお悩みの方は、こもだデンタルオフィス宮原までお問い合わせください。

監修:こもだデンタルオフィス宮原 院長:薦田 祥博(こもだ よしひろ)


経歴
・日本大学松戸歯学部 卒業
・デンマーク オーフス大学歯学部 短期研究生
・日本大学大学院松戸歯学研究科 卒業
・日本大学松戸歯学部 クラウンブリッジ補綴学講座兼任講師

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