子供の歯(乳歯)の役割はたくさん!!
乳歯があることで、大人の歯(永久歯)がはえるスペースを確保してくれています。また、乳歯が健康であれば、色々な物をおいしく食べることができ、顎や顔面そして身体の発育を助けてくれます。正しい発音を覚えるためにも乳歯は重要になります。
乳歯がむし歯にならない環境を小さい時から作ると、大人になってからもむし歯になりにくくなります。
お子さんの中には顔面の発育が不十分で歯並びに影響の出ることがあります。
むし歯菌や歯周病菌は家族からうつります!!
お子さんへのむし歯菌や歯周病菌は共に過ごす家族からもらうことがほとんどです。現実として感染を0%にすることは無理なので、親子ともにお口の中をケアしていく必要があります。お子さんが生まれる前のご両親のお口のケアもとても大事と言えます。
むし歯や歯周病は治療してからが大事!!
一度むし歯や歯周病で大きな症状が出た方は、菌の数が多く定期管理を怠ってしまうとすぐに再発および進行してしまい、最悪の場合は大切な歯を失ってしまいます。奥歯を一本でも失うと噛む能力は30~40%落ちると言われており、顔貌も変わってしまいます。むし歯や歯周病になった原因を探し、再発防止に努めるのが大事です。
また、歯周病は様々な全身疾患のリスクを増加させることから、お口の中を清潔にすることは、多くの病気の予防につながります。
※歯周病が全身に及ぼす影響:狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、動脈硬化、誤嚥性肺炎、早産、低体重児出産のリスク増加
噛めるようになると元気になります!!
(歯を失うことでリスクが上がること)
肥満、骨粗鬆症、認知症、うつ病、糖尿病、メタボリックシンドローム
これらは直接歯を失うことと関係があるというよりは、「しっかりなんでも食べる」ということができなくなることが関係します。噛めないと食べられるものが偏ってしまいます。そのため、身体の機能が衰えてしまうのがすごく早まると考えられています。健康な口元は見た目の若さも取り返してくれます。噛めるようにすることで、心身共に健康にすごすことができるでしょう。